矯正をするきっかけとなる「不正咬合」には色々な種類があります。
今回は代表的な種類についてお話したいと思います。
〈出っ歯(上顎前突)〉
上の前歯が強く前に傾斜していたり、上の歯ならび全体が前に出て噛んでいます。また下のアゴが小さかったり、後ろにあることで見かけ上、出っ歯にみえることもあります。
〈受け口(反対咬合)〉
下の歯が上の歯より前に出ている噛み合わせです。
上下の前歯の傾きに問題がある場合と下のアゴが大きすぎたり上のアゴが小さすぎることによる場合とがあります。
〈八重歯・乱ぐい歯(叢生)〉
歯ならびがデコボコになっている状態を「乱ぐい」といいます。
上の糸切り歯が歯ならびから飛び出しているのを、普通「八重歯」と呼びます。日本では「かわいい」と言われることもありますが、欧米では「ドラキュラの歯」と呼ばれ嫌われます。歯がならぶ場所=骨の大きさとそれぞれの歯の大きさとの間のアンバランスでこのようになります。
〈開口〉
噛んできても、特に前歯が噛み合わない状態です。
前歯で食べ物をうまく噛みきることができないだけでなく、正しい発音ができないことが多いです。幼稚園児や小学生になっても、下の写真や図のような指しゃぶりを続けていることが原因になることもあります。他には「舌」の悪い癖や遺伝的な問題も原因となります。
いかがでしたか?
不正咬合は放っておくと
1.食べ物が良く噛めない
2.口臭の原因になる
3.顎の関節に負担をかける
など良くないことがたくさんあります。
歯並びでお悩みの方は是非一度お気軽にご相談ください!