インビザラインに代表されるマウスピース矯正は、プラスチック製の透明なマウスピースを装着することにより、歯列矯正を行います。定期的にマウスピースを交換しながら、歯を動かしていく治療方法です。
では、このマウスピースは1日のうちどのくらいの時間装着する必要があるのでしょうか?
〈マウスピースの装着時間〉
インビザラインでは、3Dシミュレーションソフトにより歯の動きを自動解析して歯列矯正を行っていきます。シミュレーションに合わせてマウスピースは作られ、これを定期的に新たなものに変えていくのです。
基本的には、インビザラインのマウスピースは1日20時間~22時間装着することが必要とされています。1日のうち、食事をとる時間と歯磨きをする時間以外は全て、マウスピースを装着していなければなりません。
<マウスピースの装着時間が不足すると…?>
マウスピースを装着することにより、見た目には分からないほどの移動距離ではありますが、毎日少しずつ歯は動いています。マウスピースのつけ忘れが1日程度であれば、治療計画にさほど大きく影響することはないと思われますが、つけ忘れが何日も続いた場合は、歯の移動量不足が蓄積するため、当初の計画通りに治療を進められなくなる可能性があります。
<マウスピースの装着忘れを防ぐには>
1日のうち、食事と歯磨きの時間以外は常にマウスピースを装着していなければなりません。ですので、食事や歯磨きの時間をなるべく決めておき、規則正しい生活を送ることがマウスピースのつけ忘れを防ぐことにも繋がります。最近では、インビザライン用のスマートフォンアプリなども登場していますので、そのようなツールを活用することも効果的でしょう。
旅行などで長く自宅を離れる場合は、次の段階のマウスピースと、1つ前のマウスピース両方を持参するとよいでしょう。万が一旅行先でマウスピースを紛失したとしても、予備を持っていれば何も装着していない期間をつくらずにすみます。もし紛失したマウスピースが期間の終わりに近ければ次のマウスピースに、まだ使い始めて間もない場合はひとつ前のマウスピースに戻るようにしましょう。
マウスピース矯正にご興味のある方は、お気軽に当院までご相談ください。