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2023.10.30

受け口の種類と放置するリスク

今回は、受け口の種類と放置するリスクについてご紹介します。受け口とは、下顎の前歯もしくは下顎が前方方向に突出している、もしくはそのように見える状態です。前から3番目の犬歯以外の前歯が、反対に噛み合っているため、歯科用語では「下顎前突」「反対咬合」ともいいます。受け口には「骨格性下顎前突」「歯槽性下顎前突」「機能性下顎前突」の3種類がありますが、それぞれの特徴や診断方法をみていきましょう。

 

骨格性下顎前突

下顎の骨が過成長して上顎に比べて大きい(下顎骨過成長)、もしくは上顎の骨の成長が抑制されて下顎に比べて小さい(上顎骨劣成長)ことで、下顎が前方方向に突出しているように見えます。したがって下顎の骨が前方に位置しているもの、上顎の骨が後方に位置しているもの、どちらも受け口と定義されます。

 

歯槽性下顎前突

前歯の傾斜角度によって起こる受け口です。下顎や上顎の大きさ、位置関係が正常であったとしても、下顎の前歯が前方に傾斜していると、受け口と診断されます。

 

機能性下顎前突

本来であれば正常に噛み合わさる上下の顎であるにもかかわらず、歯や機能面での問題により受け口になるタイプです。歯の位置関係により受け口になっているため、上下の歯を噛み合わせたときに前歯の先端同士が触れ合う「切端咬合」を併発していることもあります。

 

受け口を放置するリスク

数ある不正咬合の中でも、受け口はできるだけ放置することを避けたい不正咬合です。下顎が前に出る所謂「しゃくれ」の状態は見た目のコンプレックスになるだけでなく、顎にも負担がかかりやすくなります。また、奥歯にも負担がかかり、歯の寿命を縮めることにもなりかねません。

 

まとめ

今回は、受け口の種類と放置するリスクについてご紹介しました。患者様ご自身で受け口かどうかを診断することは難しいケースもあるので、気になる場合は矯正治療の専門医への相談が必要です。また、受け口はできるだけ早く治療を検討するようにしましょう。

当院では治療実績の豊富な矯正専門医が在籍しております。カウンセリングのご予約はお電話にて承っております。

 

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