今回は、すきっ歯の種類と放置するリスクについてご紹介します。すきっ歯とは、歯と歯の間に隙間がある状態の歯並びです。見た目が気になる方も多いすきっ歯ですが、矯正治療を受けずに放置しておくと様々なリスクもあります。
すきっ歯の種類
すきっ歯は主に次の2種類があります。
・空隙歯列弓
奥歯、前歯など場所を問わず、歯と歯の間に隙間がある状態の歯列
・正中離開
上の前歯の中心にのみ、歯と歯の間に隙間がある状態の歯列
すきっ歯を放置するリスク
すきっ歯を治療せずにそのままにしておくと見た目が気になるだけでなく、次に挙げるようなリスクがあります。
・飲み込みの悪い癖が生じる
歯と歯の間に隙間があることで食べ物を十分に咀嚼できず、食べ物がしっかり噛み砕かれないまま飲み込む悪い癖がつくおそれがあります。
・胃や腸に負担がかかる
しっかり噛まないまま食べ物を飲み込む癖がつくと、胃や腸に負担がかかってしまいます。
・発音に影響が出る
歯と歯の間に隙間があると、サ行やタ行などを発音するときに隙間から空気が漏れ、発音が不明瞭になることがあります。人と接する機会の多い仕事や人前に出る仕事をしている方の場合、不自由に感じる場面が多くなるかもしれません。
・すきっ歯が進行する
すきっ歯になる原因については次回のブログで詳しくご紹介しますが、日常生活の中での癖が原因ですきっ歯になっている場合、その癖を改善しないとすきっ歯がどんどん進行してしまうリスクがあります。
・顎に負担がかかる
歯と歯の間に隙間があることで、上下の噛み合わせに影響が出ることがあります。また、すきっ歯の原因となっている日常生活の中での癖が、顎の関節に大きな負担をかけていることもあります。これが続くと、顎に痛みが出たり、顎関節症を生じるおそれがあります。
まとめ
今回は、すきっ歯の種類と放置するリスクについてご紹介しました。すきっ歯は早めに矯正治療の専門医に相談するようにしましょう。次回はすきっ歯になる原因についてご紹介します。
当院では治療実績の豊富な矯正専門医が在籍しております。カウンセリングのご予約はお電話にて承っております。