インビザライン(マウスピース矯正)の特徴
―注目すべき5つの特徴-
目立たず気付かれにくい矯正装置
矯正装置が目立たないということ。これがインビザラインの最も大きなメリットです。インビザラインで用いられるマウスピースは薄さ0.5mmと極めて薄く、透明に近い色をしているため装着しているということがほぼわかりません。
お口元を気にすることなく笑顔になったり、会話を楽しむことができるため俳優やニュースキャスター、アナウンサーなど人前に出るお仕事をされている方にも高い人気を誇ります。矯正治療は一般的に1年から2年ほどかかりますが、結婚式などのライフイベントが予定されている場合にもインビザラインであれば写真写りを気にせずに済みます。
食べたい物を食べることができる
他の矯正装置の場合、患者様ご自身で取り外ししていただくことは出来ませんが、マウスピース矯正は患者様ご自身でいつでも取り外しすることが出来ます。
矯正装置の間に食べ物が詰まったりしてしまう心配もなく、矯正治療中も普段通りに好きな食べ物を好きなように、好きなタイミングで食べることができるため、誰とでも気兼ねなく食事をお楽しみいただけます。
金属アレルギーの心配もなく、お手入れも簡単
インビザラインで用いるマウスピースはプラスチック製で、金属を一切使用していないため金属アレルギーを引き起こす心配がありません。
段階的に少しずつ歯を移動させながら歯並びを整えていくため、従来の矯正方法と比較すると痛みが少なく、お口の中の粘膜や唇を傷付けてしまう心配もありませんので、普段通りに快適に生活を送ることが可能です。
また、取り外し可能なためお口の中のメンテナンスや歯磨きなどのケアも普段通りに行うことができ、虫歯にもなりにくくお口の中の状態を常に清潔な状態に保ち続けることができます。
装置が矯正治療中に歯から外れてしまうというアクシデントが少ないというのもインビザラインの特徴です。
動かす歯は必要最小限、工程に無駄がない
最終的な目標までを細かくステージ分けした3Dシミュレーションをクリンチェックによって行い、必要最小限の歯を動かすためのマウスピースを作製します。そのためインビザラインでは工程に無駄がなく、健康な歯にダメージを与えてしまう心配がありません。
従来のものより通院回数が少なく済む
インビザラインではない従来のマウスピース矯正の多くは、新しいアライナーを作製する度に通院し、歯型を取らなければいけません。しかし、インビザラインの場合は最初の1回だけ歯型を取ればそれだけで矯正治療完了までのすべてのマウスピースを作ることができます。そのため状況に応じて予め2〜3ヶ月先までのマウスピースを患者様にお渡ししておくこともできます。
※ただし、基本的には1〜2ヶ月毎に通院していただくのが理想的です。
忙しくなかなか時間が取れない方や遠方からお越しで通院が難しいという方も、通院の手間を気にすることなく快適に矯正治療を行っていただくことができます。
インビザラインのメリット・デメリット
メリット
優れた素材
インビザラインのマウスピース素材は他のマウスピース矯正に比べて、柔らかく優しい矯正力がある優れた素材のため、痛みなどのトラブルが少ないとされています。
矯正治療中も目立たない
従来のワイヤー矯正装置に比べ、透明な薄いマウスピースのインビザラインは目立たずに矯正治療を行うことができます。
部分矯正を有利に行える
従来のワイヤー矯正装置とは違いインビザラインは3Dデジタルによって治療計画を行うため、余計な矯正力やダメージをかけてしまうことがなく、前歯や見える範囲のみなどの部分矯正を有利に行うことが可能です。
大切なイベントなどの際は取り外し可能
結婚式や証明写真の撮影、面接や試験など重要なイベントの際にはマウスピースは取り外すことも可能です。数ヶ月先に大切なイベントを控えているという場合でも気にすること無く自分の好きなタイミングで矯正を開始できます。
普段通りにお口のケアが可能
従来のワイヤー矯正の場合、食事やお口のケアを行う際には不自由さもありました。インビザラインの場合、マウスピースは取り外すことが出来るため食事やお口のケアも普段通りに行うことができ、不自由さがありません。
金属アレルギーの方でも安心して治療できる
マウスピースには一切金属は使用されていないため、金属アレルギーの方でも安心して治療を行っていただくことが可能です。もちろん、金属アレルギーではない方が金属アレルギーを引き起こしてしまう心配もありません。
成長期の矯正にも対応可能
インビザラインには、成長期や乳歯が生え変わる時期の患者様のまだ生えてきていない永久歯や生えてくる途中の永久歯に対し、永久歯が生えてくるスペースを確保するという仕組みがあるため、年齢に応じた治療が可能です。
デメリット
自己管理をしっかり行わないと治療が遅れてしまう
マウスピースは毎日20時間以上装着する必要があるため、食事中とお口の中のケアをしている時以外はほとんど装着していることになります。患者様ご自身で取り外ししていただくことができるというのはメリットでもありますが、しっかり自己管理を行い、装着時間を守らないと治療が遅れてしまう可能性があります。
インビザラインのみでは適用できない症例もある
マウスピースでは、歯と歯根のみ動かすことができます。そのため骨格性の不正咬合などの場合にはインビザラインだけでは対応することができません。